2010/5/17

乳がんの治療法  

乳がんの検査には視診・触診のほか
X線撮影を行うマンモグラフィーや超音波検査
しこりに細い針を刺して細胞を採取して診断する
細胞診などがあります。
いずれもあまり大掛かりではなく
苦痛も少ないのが特徴です。

治療の基本は手術ですが
進行の状況によって方法は変わります。
しこりの大きさが直径3cmまでの
早期がんの場合であれば、がんを切除して乳房を残す
「乳房温存術」が行われます。
この場合、切除しても微細ながんが残る
危険性があるため、放射線療法を併用します。

一方、乳房の中にがんが複数あったり
広がりすぎている場合には
がんのできた乳房を切除する「乳房切除術」が
用いられます。
切除術でも近年は、乳房とリンパ節だけを切除し
胸筋を残す手術が主流で、乳房再建術などによって
膨らみを取り戻すことは可能です。

これらの手術によるがんを取り除く
局所治療と並行的に、目に見えないがん細胞を
死滅させるため、ホルモン療法や化学療法による
全身治療を行い、完治に向けた治療が行われます。

乳がんは、早期に切除し適切な治療を受ければ
治る可能性の高いがんです。
また、たとえ再発したり転移したとしても
抗がん剤やホルモン剤、放射線照射などによって
進行を抑え、何年も生きることができる例も増えています。
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2010/3/10

乳がんの症状とは  

乳がんで最も多くみられる症状は
乳房のしこり(腫瘤)です。
良性腫瘍の場合は、境界がはっきりしていて
弾力性もあり、指で押すと逃げる感じがあります。
がんの場合は、硬く、ゴツゴツして
周縁が不規則で境界もはっきりしない場合が
多いのですが、なかには紛らわしいケースもあります。

乳がんでは、しこりのほかに
がんによる組織への刺激によって
乳頭から血性分泌物、乳頭部の湿疹や
ただれなどがみられることもあります。
しこりの以外の症状にも注意が必要です。

がんが進行すると、しこりがしっかりとしてきます。
しこりの上の皮膚に特徴的なくぼみ(えくぼ)や
ひきつれが起こり、乳房に変形が生じてきます。
さらに進行すると、皮膚の発赤、むくみ(浮腫)
潰瘍などがみられるようになり、痛みも生じます。

最終的には、がんの増殖、浸潤のために
腋の下の血管やリンパ管の流れが悪くなり
頚部から上肢にかけてのリンパ節の腫れが
著しくなってきます。

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2010/3/2

乳がんとは  

乳房内にある乳腺の上皮細胞にできるがんです。
乳腺は乳汁をつくる場所である「小葉」と
乳汁を運ぶ「乳管」に分かれており
乳がんのほとんどは乳管から発生する
「乳管がん」で、約5%が小葉から発生する「小葉がん」です。

がん細胞が乳管や小葉から外に出て
周りの組織に広がったがんを「浸潤がん」
外に出ず内部にとどまっているがんを
「非浸潤がん」と呼びますが
しこりのできるのは主に「浸潤がん」です。
ほかに、乳頭に糜爛(ただれ)を起こすパジェット病
乳房が腫れて発赤する炎症性乳がんなどがあります。

乳がんの発生には、遺伝要因と環境要因があります。
がん自体は遺伝しませんが、がんになりやすい体質が
遺伝すると考えられています。
環境要因としては、食生活やライフスタイルが
重視されています。

女性ホルモンの一つ、エストロゲンは
がん細胞の増殖に関与しますが、
このエストロゲンにさらされる期間(とくに初産まで)が
長いことが、乳がんの発生につながっていると
考えられています。
肥満がリスクとなるのも、脂肪組織で
エストロゲンがつくられるからです。

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2010/2/2

サプリメントに関して  

最近では、生活習慣病や免疫力アップのための
サプリメント代替療法が注目されていますが
医薬品ではないため、しっかりとしたエビデンスは
ないのが実情です。
保険の適用もなく全て、患者の自己負担となります。

サプリメントの効果や価格も様々です。
どのサプリメントが自分の病気に対して
本当に効果があるのかしっかり把握しておく
必要があります。
サプリメントもそれぞれの効能別に
いくつかの種類を組み合わせるのが
効果的だと言われています。


特にがん細胞を自滅させるアポトーシス効果のある
フコイダンは注目度が高く、効果も期待できそうです。
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2009/10/20

トリプルネガティブ  

予後不良で再発率の高い乳がんのタイプとして
エスロトゲン受容体、プロゲステロン受容体
HER2のどれも発現していない乳がんである
「トリプルネガティブ(3重陰性)の乳がん」があります。

一般的な乳がんとしてはホルモン治療の効果が期待できる
タイプの乳がんが全体の約65%、
分子標的治療が有効と考えられる
タイプの乳がんが約20%、残りの15%のタイプが
トリプルネガティブの乳がん患者が占めています。

受容体を標的とするタモキシフェン(商品名ノルバデックスなど)や
ハーセプチン(一般名トラスツズマブ)などの抗がん剤によって
制御することができないタイプの乳がんですので
通常の乳がん患者に用いられる効果的な
がん治療に期待できません。

「トリプルネガティブ(3重陰性)の乳がん」の特徴として

・若い年代に多く見られる
・腫瘍の増殖が速く、悪性度も高い傾向
・一般的に予後が悪い
・再発リスクは1〜3年がピークとなる
・他の臓器に転移しやすい
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